親と離れて暮らしているあなたが
久しぶりに実家に帰って一人暮らしの親を見たとき
『痩せたなぁ・・きちんとごはん食べてるのかな?』
と思って 冷蔵庫を覗くとガラガラ
これいつの?
という玉子と干からびた野菜の切れはしだけ
こんな心配をされたことのある方
多いのではないでしょうか
そんなときは是非
冷蔵庫だけでなく家中のゴミ箱を見てください
寝室からお菓子の箱
となりの部屋からジュースの空き缶
などが 出てくるかもしれません
でも肝心な台所のゴミ箱がカラだったら
それは親の認知症が進行している証かもしれません
認知症の一人暮らしの親が痩せてきている理由は様々です
・食事は外食だけ
・空腹を感じない
・しんどくて買い物に行けない
・スーパーがどこかわからなくて買い物に行けない
・スーパーに行っても何を買ったらいいかわからない
・食材を買ってきてもそれをどうしたらいいかわからない
・火が怖い
・調理の段取りがわからない
・鍋の使い方がわからない
・肉や魚は、生で食べていいか火を通して食べるのかわからない
・食べ物が目の前にあってもどうやって食べるかわからない
・お箸の使い方がわからない
・目の前のものが食べ物かどうかわからない など
食事には
人生の記憶とその人の価値観が凝縮されています
女の人なら
家族のために作って食べさせ自分はいつも残り物を食べてきた
家族の好きなものを作って自分の好物は二の次三の次だった
一人で食べることに罪悪感がある
子供や夫に取っておこうと考えて自分は食べない など
男の人なら
いつも自分が家族より先に食べていた
栄養を考えず好きなものだけ食べていた
自分で作ったことはない
片付けもしなかった など
その人独自の記憶と価値観です
その人の生きた時代で共通しているものもあります
介護の世界にこんな言葉があります
『口は心』
口に関したことは心が大きく関係している
食べる・飲む・話す・呼吸する
タバコを吸う・爪楊枝をくわえる
これは私たちの日常を振り返ってもわかります
緊張していると食事できない
怒りで声が大きくなる
などです
認知症の人は
思っていること感じていることを
うまく言葉で表現できない
そのため、行動でSOSを出します
食事に関したこともその一つです
一人暮らしの認知症の親のSOSをキャッチしたら
すぐにケアマネさんに相談してみてください
まだケアマネさんに繋がっていにない方は
近くの包括支援センターで相談できます
家族の勘は
支援の大きなきっかけ・ヒントになります
kaigoぴあの教室
住所:大阪府大阪市
電話番号:090-6676-3144
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