認知症の親から物盗られを疑われたら親があなたを頼りにしている証

query_builder 2024/10/14
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あなたが介護している親から

『ここに置いてあった財布がないわ、あんた知らへん?』

と何度も聞かれたら

『もしかして私のこと疑ってる?』

といい気しませんよね


そのうちに

『ここに置いてあった財布、あんたがとったんちゃう?』

と言われたらムッとくるのが当然です


でも

そんな親は

あなたをこの世の誰よりも頼りにしているのです

なのに、なぜそんなことを言うのでしょうか?


まず親は

自分がまさか大切な財布を置き忘れたなんて認めたくない

と言う気持ちがあります


一方で親は

色々なことが思い通りにできなくなっている自分に気づいていて

その不安や怒りを誰かのせいにしているのかもしれません


物盗られ妄想は

認知症の症状の一つです



認知症の人は

よく世話をしてくれる介護者に最もひどい症状を示し

時々会う人や目上の人には

しっかりした言動をするのが特徴です


幼児は

いつも世話をしてくれる母親に対しては

甘えたりわがままを言って困らせますが

父親やよその人に対しては

もっとしっかりした態度をとるものです


母親を絶対的に信頼しているからこそ

わがままが出るのです


認知症の人も

介護者を最も頼りにしているから

認知症の症状を強く出すと考えるのは

類推のしすぎでしょうか          

 (引用:認知症の人と家族の会)



私も実感したことがあります

ヘルパーとして在宅に伺っていた時

信頼してくれていると思っていた利用者さんに

泥棒よばわりされ 継続できなくなったことがありました


その時

上司にこう言われたことを覚えています


『利用者さんは

一番頼っている人によくそう言うのよ

頼らないと生きていけない自分に

腹が立ってるのかもね』



親に財布がないと言われたら

肯定も否定もしないで

『財布がないんだね、一緒に探そうか』

と言って一緒に行動しましょう


もしあなたが先に見つけても

親が先に見つけるよう誘導してくださいね


私のピアノ教室では

親御さんの認知症進行予防をサポートするだけでなく

介護している家族さんが

思いを吐き出したり相談したりできることが

親御さんも家族さんも楽になる上で大切なことと考えています


今、親御さんの介護で悩んでおられる方は

お気軽にご相談ください

いつでもお待ちしております

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